医療
病院へ行くとき
病院・診療所
*診療時間はいろいろですが、ふつう平日の午前中が多く、日曜・祝日は休みです。
*緊急の時は救急車(Tel:119)を呼びます。
*薬をもらうときは、医師から十分に説明してもらいましょう。
病院・医院で注意すること
- (1)ことばに不安のある時は、通訳制度を利用したり、通訳できる人を同行したりしましょう。
- (2)わからないことは、すぐに聞きましょう。
- (3)診察結果や薬などについては、わかりやすい言葉で、理解できるまで、医師に説明を求めましょう。
- (4)予約時間や、面会時間は守ってください。
- (5)病院・医院内では、携帯電話等の電子機器は使用しないでください。
- (6)入院費用など、困ったことがあるとき、または利用できる制度がわからないときは、病院に相談してください。また、ソーシャルワーカーがいる病院では、ソーシャルワーカーに相談してください。
- (7)日本の制度は、自分から請求しないと受給できないことが多いので、制度や仕組みについて、自分で知ることが大切です。
わからない時は、ソーシャルワーカーなどに相談してください。相談は無料で、秘密は守られるため、安心して医療を受けるには、相談機関やソーシャルワーカーを気軽に利用することが大切です。
診療科の種類(こんな病気のときはどこに行く?)
内科(ないか) | 内臓の病気 |
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精神科(せいしんか) | こころの病気 |
神経内科(しんけいないか) | 脳と筋肉の病気 |
小児科(しょうにか) | 子どもの病気 |
外科(げか) | 内臓のはれもの・ケガ |
整形外科(せいけいげか) | 骨、かんせつの病気・ケガ |
形成外科(けいせいげか) | ケガのあとをきれいにしたいとき |
脳神経外科(のうしんけいげか) | 頭のケガ・脳の病気 |
皮膚科(ひふか) | 皮膚の病気・ケガ |
泌尿器科(ひにょうきか) | 腎臓・膀胱・性器の病気 |
産婦人科(さんふじんか) | 妊娠・出産・女性の病気 |
眼科(がんか) | 目の病気・ケガ |
耳鼻咽喉科(じびいんこう) | 耳・鼻・のどの病気・ケガ |
リハビリテーション科 | 歩く練習などをしたいとき |
放射線科(ほうしゃせんか) | レントゲン撮影 |
麻酔科(ますいか) | 痛みをやわらげたいとき |
歯科(しか) | 歯、歯肉の病気 |
医療保険の制度
医療費
医療保険に加入しないで医療機関にかかる場合、医療費は全て自己負担となり、かなり高額になります。難病、高齢者、乳幼児、ひとり親家庭などの医療費については、医療費の援助があります。
日本の公的医療保険
日本では、国民皆保険制度のもと、公的医療保険への加入が義務づけられています。公的医療保険には、勤務先で加入する健康保険と、住んでいる市区町村の役所で加入する国民健康保険の2種類があります。民間の保険に入っていても、公的医療保険に入らない理由にはなりません。
公的医療保険に加入すると、保険料を支払う必要がありますが、病気やケガのとき、一般に、医療費の30%を支払うだけですみます。また、出産したときや、高額の医療費を支払ったときは給付が受けられます。
保険料が安くなる便利な制度
◆留学生のための制度<留学生国民健康保険補助>
京都市国際交流協会では、京都市内に住み、京都市内の大学・短期大学に通っている私費留学生のために、国民健康保険料の一部を補助しています。
1ヵ月に700円が補助されます。ただし、国民健康保険料を納めていることが条件です。
※詳しくは⇒京都留学生情報サイト
◆保険料の減免制度
災害、失業、倒産などで保険料を納めることが困難な場合は、減免できる場合があります。(申請が必要です)
★住んでいるところの区役所・支所の保険年金課(京北地域に住んでいる方は京北出張所保険福祉第一担当)は⇒こちら
その他の制度
◆無料低額診療事業
所得が少ないなど経済的な理由で、医療費の支払いが困難な人が、無料または低額な料金で治療を受けられる制度です。制度を利用するには、この事業を行っている病院・診療所を受診し、世帯の所得状況を証明できる書類を提出する必要があります。
問い合わせ:生活福祉課 Tel 075-251-1175
健康診査等・予防接種
健康診査等
重い病気にならないように、自分の健康をチェックしておきましょう。費用は一部無料です。
特定健康診査 | 40~74歳の方が対象 |
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京都市健康診査 | 健康保険に加入されていない、40歳以上の生活保護を受けている方が対象 |
後期高齢者健康診査 | 後期高齢者医療の被保険者が対象 |
青年期健康診査 | 18~70歳の方が対象 |
青年期健康診査 | 京都市に住民票がある、学校や職場等で健診を受ける機会のない18~39歳の方が対象。学生は除く |
結核検診 | 15歳以上の方が対象 |
肺がん検診 | 40歳以上の方が対象 |
胃がん検診 | 50歳以上の方が対象 |
大腸がん検診 | 40歳以上の方が対象 |
乳がん検診 | 30歳以上の女性が対象 |
子宮頸がん検診 | 20歳以上の女性が対象 |
前立腺がん検診 | 50歳以上の男性が対象 |
胃がんリスク層別化検診 | 40,45,50,55,60,65歳の方が対象 |
成人・妊婦歯科相談 | 18歳以上の方、および妊産婦の方がが対象 |
歯周疾患予防健診 | 満40,45,50,55,60,65,70歳の方が対象 |
昼間HIV検査 ・性感染症検査 | HIV,性感染症に感染不安を持つ方 |
夜間HIV検査 ・性感染症検査 | HIV,性感染症に感染不安を持つ方 |
休日HIV検査 ・性感染症検査 | HIV,性感染症に感染不安を持つ方 |
肝炎ウィルス(B型・C型)検査 | 肝炎ウィルスに感染不安を持つ方 |
★住んでいるところの区役所・支所の保健福祉センターや医療衛生コーナーは⇒こちら
※ただし、特定健康診査は加入している健康保険へお問合せください。
予防接種
◆定期の予防接種(予防接種法に位置づけられた予防接種)
予防接種とは、病気の原因となる最近やウィルスが身体に入ってきたときに、病気になるのを防ぐ力免疫(めんえき)をつけておくものです。
定期の予防接種は努力義務ですが、子どもの健康のためにできるだけ受けましょう。1年のうちいつでも受けられます。
*予防接種を受けられる場所:京都市予防接種協力医療機関
種類 | 接種回数 | 対象年齢 ( )内は標準的な接種期間 |
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結核(BCG) | 1回 | 生後1歳未満 (生後5ヵ月から8ヵ月まで) |
ヒブ(Hib)感染症 | *接種開始が生後2ヵ月~7ヵ月未満:初回3回、追加1回 *接種開始が生後7ヵ月~12ヵ月未満:初回2回、追加1回 *接種開始が生後12ヵ月~60ヵ月未満:1回 |
生後2ヵ月~60ヵ月未満 (生後2ヵ月から7ヵ月までに接種開始) |
小児肺炎球菌感染症 | *接種開始が生後2ヵ月~7ヵ月未満:初回3回、追加1回 *接種開始が生後7ヵ月~12ヵ月未満:初回2回、追加1回 *接種開始が生後12ヵ月~24ヵ月未満:2回 *接種開始が生後24ヵ月~60ヵ月未満:1回 |
生後2ヵ月~60ヵ月未満 (生後2ヵ月から7ヵ月までに接種開始) |
B型肝炎 | 3回 | 生後1歳未満 (生後2ヵ月から9ヵ月まで) |
四種混合 ※1 |
第1期初回接種:3回 第1期追加接種:1回 |
生後3ヵ月~90ヵ月未満 (生後3ヵ月から12ヵ月までに初回接種) |
ジフテリア・破傷風(DT) | 第2期:1回 | 11歳以上13歳未満 (11歳時) |
麻しん(はしか)・風しん(MR) | 第1期:1回 | 生後12ヵ月~24ヵ月未満 |
第2期:1回 | 小学校就学前の1年間 | |
水痘 | 2回 | 生後12ヵ月~36ヵ月未満 (生後12ヵ月から15ヵ月までに接種開始) |
日本脳炎 ※2 |
第1期初回接種:2回 第1期追加接種:1回 |
生後6ヵ月から90ヵ月未満 (3歳時に初回接種、4歳時に追加接種) |
第2期:1回 | 9歳以上13歳未満 (9歳時) |
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子宮頸がん | 3回 (当面の間おすすめしていません) |
小学校6年生から高校1年生相当の女子 (中学校1年生時) |
※1 四種混合…ジフテリア、百日せき、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ)
※2 日本脳炎については特例措置があり、対象者は以下のとおりです。
①1997年4月2日~2007年4月1日生まれで20歳未満の人は、第1期・第2期の接種不足回数分の接種を受けることができます。
②2007年4月2日~2009年10月生まれの人は、第1期の接種不足回数分の接種を受けることができます(ただし、9歳以上13歳未満の者に限る)。